当店主催「命をつなぐセミナー」


 

熊本地震チャリティー特別講演「ペットと同行避難~過去の震災から今後を学ぶ~」

 

 

                2016623日 於: 南長崎カフェ のら

 

熊本地震チャリティー特別講演「ペットと同行避難~過去の震災から今後を学ぶ~」では、一般・杉並区どうぶつ相談員・ペット業界、各方面からご参加いただきました。

特定非営利活動法人ANICE代表平井先生の講義では、災害対策はまず「自助」、そして普段からの人間現関係に基いた「共助」、そして国や自治体からの「公助」で成り立ち、混乱が予想される中「公助」ばかりをあてにするのではなく「自助」と「共助」が普段からどこまで準備できているかが、災害時の生活を大きく左右するということが深く理解できました。

またペットの種類や大きさや性格、各家庭の生活スタイルや家族構成によっても準備の仕方は様々。つまり防災は「オーダーメイド」。この講演視聴を機に、家族会議などでさらに家族の絆を深めていただけたら幸いです。

 

参加者様からお預かりいたしました参加費は、講師実費交通費を除きすべて「ましきまちわんにゃんハウス」様へ支援物資として送らせていただきました。また嬉しい受け取り完了のご報告も現地からいただきました。詳しくはこちら

 

☆「ましきまちわんにゃんハウス」は飼い主さんの新生活に伴い、2016年1031日をもって閉館となりました。詳しくはこちら

 


 

ラフウェアドッグシューズ試着会&ペットミニ防災セミナー

 

                   

                                                              2016年101 於:新高円寺

 

 

災害用シューズ試着会&ペット防災ミニセミナーは、遠方からのご参加、ペット業界の方、一般の方々と、各方面からご参加いただき、大盛況で終わりました。

ミニセミナーでは「災害時に考えられるシチュエーション毎の備え」や、緊急避難時に代用できる「普段のお散歩バッグの有効利用」など、オリジナルテキストを基に、具体的かつ現実的なお話をさせていただきました。

昨今頻発する自然災害に伴い、各所で「防災の備え」のリーフレット設置やパネル展示など多数増えています。しかしそれを見たり読んだりするだけで、結構満足してしまう傾向もあります。

ではそこに書いてある「備え」が、本当に自分の家には必要なのか、実際災害時持ち出せるのか、それをひとつひとつ検証する必要があります。

そこで今回、大きいわんちゃんを対象に、備えたいアイテムのひとつのシューズを実際履いてもらい、使用感やサイズ感、性格的な向き不向きなどの確認をしてもらいました。

結果、「やっぱり履きに来て良かった」と、豊富なサイズを用意できるイベントならではの取り組みに、感謝のお言葉もいただきました。これもモンベルさんのご協力があってのことです。

今回、大きい子を連れて着の身着のままで避難する場合、最低持ち出せる物として「普段のお散歩バッグの有効利用」を特に提案させていただきました。

「防災を考えることは普段を考えること…」そう信じてやみません。  

                               


シニア・シングル層のためのペットの飼い方講座

 

 

終生飼養を考える  

 ~老犬ホームという選択肢~  

                                                                                     201724日 於: 庚申文化会館 

 

近年、日本は超高齢化社会が進む中、獣医療の進歩やフードの改良、ワクチンの進歩などが進み、ペットの寿命もここ20年でおよそ2倍となりました。ペットの寿命が延び、愛犬・愛猫と一緒にいられる時間が増えたということは飼い主にとって大変喜ばしいことです。

ただ寿命が延びた分シニア期が長くなり、健康寿命を延ばすためにも、若年の段階からペットをどう管理してゆくかが大変重要になります。

そしてこれからの2.3年、ちょうど2003年・2004年頃のペットブームに飼われた犬たちが平均寿命を迎え、ペットの介護にちょうどぶつかる時期でもあります。

この流れの中、特に高齢者によるペットの引き取りやネグレクトの問題が問題視されています。

そこで今回、万一終生飼養が出来なくなった場合の受け皿のひとつとして老犬(老猫)ホームに注目し、現場側から見た終生飼養のあり方や介護の現実についてNPO法人東京ペットホームさんをゲストにお迎えしお話いただきました。

今回シニア層向けに準備を進めてまいりましたが、実際ご参加いただきました方々の職業・年齢層は30代・40代のお若い方が多く、職業も高齢者福祉施設従事者、動物ボランティア、ペットの法務従事者、同業者、ペットビジネスを考案中の企業社員様など、当事者というより当事者を取り囲む関係者が多かったことに驚きもありました。一般の飼い主様方も大変意識の高い方が多く、ご自分の万一の場合に備えるため勉強したいという方ばかりでした。

今回のテーマは高齢者向けと題打ちましたが、自身も含め、実はどの世代にも起こりうる問題です。飼い主の突然の病気や事故による死亡、失業などの経済的問題など、ある日突然起こりうる問題で「他人事ではない」といえます。

これからも未来も、人間と共存するであろうペットたち。幸せで最期まで暮らせるには何をすればいいか、今後も考え続けてゆきたいと思います。

 


 

シニア・シングル層のためのペットの飼い方講座

 

終生飼養を考える2 ~ペットに遺産を残すには~

                  201749日 於: 庚申文化会館

 

今回、当店主催の「命を繋ぐセミナー」の最終章として講師陣総力を挙げて準備してきたところ、熱が入り、その内容は士業レベルとなりました。恐らく過去市場に例が無い濃厚な「ペット法務講座」になったと自負しております。

前回の「終生飼養を考える~老犬ホームという選択肢」の講座を受けて宿題となっていた、万一の場合の中でも「飼い主が死んでしまったら」の部分に的を絞り、遺言書・贈与・遺贈・負担付遺贈・負担付死因贈与・生命保険の活用等々、普段仕事柄遭遇するリアルな話を盛り込みながら、ペットに特化した実際の契約書や遺言書の書き方のレクチャーのほか、当講座オリジナルの「ペットの身上書」の進呈、飼い主のエンディングノートの書き方まで、<行政書士×ペットシッター>のコラボで、飼い主目線のテキスト作成と講義構成に妥協無く注力いたしました。

いざという時に際して、十分な準備をしている人と、何もしていない人とでは当然差が出ます。その時になったら考えるでは遅いです。ペットを飼った以上、自分に万が一のことがあった場合の対応も、考えるだけではなく行動に移し準備しておくことも愛情です。その準備が結果無駄になったとしても無駄になるほう方が良いわけです。でも何もしていなかったら、故人の意思が分からないため周囲も困り、バタバタし、ペットを変な人に預ける、変な施設に預ける、最悪殺処分になるようなことになれば、本末転倒です。

こういうことは普段、絶対自分はペットを飼いきる自信があり縁起でもないから考えたくない、後回しにしたいことかもしれませんが、万が一の時は世代関係なく「突然」きます。病気だけでなく事故や事件に巻き込まれることもある時代です。ですから何でもない時に準備しておくことが重要です。

ご自分の生活にフィットする方法をチョイスされつつ、一方で、ご準備された後はこのことはいったん忘れて、どうぞこれからも愛犬・愛猫との楽しく健やかなペットライフをお過ごしください。この講座を聴講したことすら無駄になることを祈ります。